【新唐人2017年2月6日】
3日朝、インターネットで1本の動画が話題となりました。動画は同日朝7時過ぎに北京市内にある天安門広場の金水橋前で起こった自動車事故の様子を映したもので、タイヤが空中に放り出され、車体から白い煙が立っています。動画では、「爆発だ」「わざと突っ込んだ」と叫ぶ人の声が入っており、また、駆けつけた警察や武装警察が野次馬を追い払い、事故現場から遠く離れた場所に立入禁止のテープをはっている様子も確認できます。
動画を観たネットユーザーは、事故を起こした車はジープのノマドという車種で、ナンバープレートは軍や警察の車両などと同じ白色だと指摘しています。
事件発生後まもなく、中国版ツイッター微博で広まった動画や関連する文章はすべて削除されました。
一方、北京の交通警察は微博ですぐさま、2月3日7時20分頃に国家博物館の北側で車が横転する事故が発生し運転手と自転車に乗っていた人1人が負傷したものの命に別状はない、と発表しました。
これを受けてネットでは、政府がわざと事故現場が天安門であることを伏せている、また、横転事故ではないと指摘しています。
天安門一帯は厳戒態勢地域であり、事故車両が軍や警察のナンバープレートをつけていたことから、様々な憶測が流れていますが、真相は明らかになっていません。
今回の事故現場と同じ天安門広場の金水橋では、2013年10月に自動車突入事件が起きています。運転手が故意に天安門広場に突っ込んで横転した後、車両が爆発しました。この事件では、多くの死傷者が出ました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/02/04/a1310058.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)